新executeコマンド
executeコマンドでは、誰がどこでコマンドを実行するかを変えることができます。
新executeコマンドでは、as の後に今度の実行者を指定し、atの後にコマンドを実行する場所を指定します。また、runの後に実行するコマンドを指定する必要があります。
また、条件付きexecuteコマンドでは、if blockの後にブロックの座標、ブロックIDを指定します。
① 基本形executeコマンド – 新executeコマンドへの変換
基本形executeコマンドを新executeコマンドに変更するには、
- コマンド実行者の前にasを入力。
- コマンドを実行する場所はatの後に入力する。
※旧executeコマンドで~~~を入力していたら、at @sを入力すれば同じ意味になる。上記例では、atの前にas @e[type=pig]と指定されているので、at @sはpig(豚)の相対座標~~~を意味する。 - コマンドの前にrunを入力する。
/execute as @e[type=pig] at @s run summon arrow ~~10~
により、実行者「pig(豚)」が実行座標「pig(豚)の~~~」で、10ブロック上にarrow(矢)を召喚する。
基本形executeコマンドを新executeコマンドに変更するには、
- コマンド実行者の前にasを入力。
- コマンドを実行する場所はatの後に入力する。
※旧executeコマンドで<実行者>の実行場所が~~10~だったら、at @s postioned ~~10~とすれば同じ意味になる。上記例では、atの前にas @e[type=pig]と指定されているので、at @s positioned ~~10~はpig(豚)の相対座標~~10~を意味する。 - コマンドの前にrunを入力する。
/execute as @e[type=pig] at @s positioned ~~10~ run summon arrow ~~~
により、実行者「pig(豚)」が実行座標「pig(豚)の~~10~」で(pig(豚)の10ブロック上が実行座標なる)、その実行座標でarrow(矢)を召喚する。
※実行結果は、基本型コマンド – 例1と同じ結果になる。
② 条件付きexecuteコマンド – 新executeコマンドへの変換
条件付きexecuteコマンドを新executeコマンドに変更するには、
- コマンド実行者の前にasを入力。
- コマンドを実行する場所はatの後に入力する。
- 条件はif blockの後に、「ブロック座標」「ブロックID」「データ値(必要に応じて)」を入力する。
旧executeコマンドでは、detectの後に「ブロック座標」「ブロックID」「データ値(必要に応じて)」を入力していた。 - コマンドの前にrunを入力する。
/execute as @e[type=zombie] at @s if block ~~-1~ sand run summon lightning_bolt
により、実行者「zombie(ゾンビ)」が実行座標「zombie(ゾンビ)~~~」において、もしも1ブロック下にsand(砂)ブロックがあれば、lightning_bolt(雷)を召喚する。
Ⓐexecute if blockコマンドは、特定の場所<ブロック座標>に特定のブロック<ブロックID>があるという条件が成立したときに、runの後に指定したコマンドが実行される。
Ⓑexecute unless blockコマンドは、特定の場所<ブロック座標>に特定のブロック<ブロックID>がないという条件が成立したときに、runの後に指定したコマンドが実行される。
Ⓐ実行者である雪玉(snowball)の下に草ブロック(grass)があるときにsummonコマンドが実行される。上記例の場合は、雪玉を投げて、雪玉が草ブロックの上に落下したときだけsummonコマンドが実行され、雪玉が草ブロックの上に落下した場所に雷が落ちる。
Ⓑ実行者である雪玉(snowball)の下にあるブロックが空気ブロック(air)がないときにsummonコマンドが実行される。上記例の場合は、雪玉を投げて、雪玉が空中にあるときは雪玉の下は空気ブロックなので、雪玉が地面に落下した瞬間に雪玉の下のブロックは空気ブロックではなくなるので、落下地点が草ブロックでなくても雷が落ちる。
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