新executeコマンドで便利になった「atサブコマンド」の解説!
新executeコマンドになって便利になった「atサブコマンド」について解説します。
日時: 2023/10/14(土) 17:30 ~ 18:30
場所: オンライン講座
対象: KIDSPROスクール生、KIDSPRO eラーニングをご利用の方
必要なもの: 教育版マインクラフトが使えるパソコン、またはタブレット
費用: 無料
新executeコマンド:atサブコマンド(スライド画面)
↑画面をクリックするとページが変わります。
新executeコマンド:atサブコマンド
ワールドにコマンドブロックとレバーを置く。
※コマンドブロックは、キーボードの「T」キーを押してチャットウィンドウを開き、「/give @s command_block」というコマンドを入力して保持してください。
コマンドブロックを右クリックするとコマンドブロックインターフェースが開くので、コマンドの種類:「リピート」、レッドストーン:「動力が必要」に設定してください。
コマンドの種類:「リピート」に設定すると、コマンドブロックの色が紫になる。
レッドストーン:「動力が必要」に設定すると、レバー等で動力を与えるとコマンドブロックに入力したコマンドが実行される。
※なお、コマンドの種類:「リピート」にした場合は、レバーによりレッドストーン信号を受け取っている間は、コマンドが繰り返し実行される。一方、ボタンで動力を与えた場合、押されたときのみ短時間の信号を供給するので、コマンドは短時間しか実行されないので注意してください。
コマンドブロックインターフェースに戻り、画面右上の「+」ボタンをクリックする。
コマンド入力ウィンドウが開いたら、次のコマンドを入力する。
/execute at @e[type=thrown_trident] run summon lightning_bolt ~~1~
executeコマンドは、コマンドの実行者、コマンドの実行場所、実行するコマンドを変更(指定)できる。
統合版マインクラフトの新executeコマンドが、以前のexecuteコマンドと異なる点は、実行者、実行場所、コマンドなどの要素を変更(指定する際に以下のサブコマンドが必要となる。
- 実行者(asサブコマンドの後に指定)
- 実行場所(atサブコマンドの後に指定)
- 実際に実行するコマンド(runサブコマンドの後に指定)
新executeでasサブコマンドが省略されている場合は、コマンドブロックが実行者となる。
※プレイヤーがチャットウィンドウでasサブコマンドを省略した新executeコマンドを実行した場合、実行者はプレイヤーとなる。
at @e[type=thrown_trident]と、atサブコマンドの後に投げられたトライデントを指定しているので、コマンドの実行場所は投げられたトライデントとなる。
※なお、@e[type=thrown_trident]はプレイヤーが投げた状態のトライデントを対象とするので、ワールドにドロップしたトライデントや、プレイヤーが手に持っているトライデントはこのセレクターに該当しないので、コマンドの実行場所とはならない。
run summon lightning_bolt ~~1~により、雷(lightning_bolt)を召喚するコマンドを実行する。
atサブコマンドにより実行場所が「投げられたトライデント」となっているので、「~~1~」により「投げられたトライデント」の1ブロック上に雷が召喚される。
- コマンドブロックの横にレバーを置く
- インベントリー(「E」キーを押す)からトライデントを選択して手に持つ
新executeコマンドを実行する前に、トライデントにプレイヤーに対する忠誠心Ⅲのエンチャントをセットする。これにより、プレイヤーがトライデントを投げても、トライデントは自動的にプレイヤーの元に戻ってくる。
- トライデントを手に持つ。
- チャットウィンドウを開く(「T」キーを押す)
- コマンド/enchant @s loyalty 3を入力して実行する
コマンドブロック横に設置したレバーをオンにして、コマンドブロックを実行する。
※レバーをオンにするとマンドブロックに継続的にレッドストーン信号が供給される。コマンドブロックの種類を「リピート」にしているので、コマンド/execute at @e[type=thrown_trident] run summon lightning_bolt ~~1~が繰り返し実行される。ボタンで動力を与えた場合、押されたときのみ短時間の信号を供給するので、コマンドは短時間しか実行されないので注意してください。
投げられたトライデントに雷(lightning_bolt)が召喚され続けた!
雷(lightning_bolt)以外のエンティティを召喚してみよう。
- summon chicken:ニワトリを召喚
- summon arrow :矢を召喚
- summon evocation_fang :エヴォーカーを召喚
- summon tnt :TNTを召喚
教育版マインクラフトは、教育のために特別に設計されたMinecraftのバージョンです。学生たちにクリエイティブな問題解決やコラボレーション、コミュニケーションのスキルを身につけさせることを目的としています。さらに、MakeCodeやPythonなどのプログラミングも学べることが特徴です。教師向けのツールや教材、教育コンテンツが追加されており、学習環境に適した機能が提供されています。
Microsoftが提供する、無料のプログラミング学習用プラットフォーム。MakeCodeエディターでは、ブロックを使ったビジュアルコーディング、PythonとJavaScriptによるテキストコーディングが可能。アプリやソフトウェアをインストールする必要はなく、https://makecode.microbit.org/にアクセスするだけで利用できる。
コンピューターボードmicro:bitを使ったプログラミングや、ゲームプログラミングなどが出来る。教育版マインクラフト、または、統合版マインクラフトにCode Connection for Minecraftをインストールすれば、MaCodeエディターでプログラミングもできる。