【作り方解説】教育版マインクラフトのメイクコード(MakeCode)でビーコンピラミッドをサクッと作ってみた!

教育版マイクラのメイクコード(MakeCode)でビーコンをサクッと作ってみた!
メイクコード(MakeCode)を使うと、コマンドブロックを使った場合よりも簡単にやりたいことを実現できるケースもあります。Pythonのコードについても本ページに記載しました。

MakeCodeプログラミングとコマンドで、ビーコンピラミッドを作る方法!

メイクコード(MakeCode)のソース

 

ビーコンピラミッドを作るコード
  1. アイテム(鉄のシャベル)を使ったときに実行される。
  2. 9×9の鉄ブロックをプレイヤーと同じ高さに配置。
  3. 7×7の鉄ブロックをプレイヤーの1ブロック上の高さに配置。
  4. 5×5の鉄ブロックをプレイヤーの2ブロック上の高さに配置
  5. 3×3の鉄ブロックをプレイヤーの3ブロック上の高さに配置
  6. ビーコンブロックをピラミッドの中心に配置
相対座標とピラミッド

メイクコード(MakeCode)での座標について

 

:ワールド座標(絶対座標)

ワールドの原点(0, 0, 0)からの各方向への距離を表す。

 

:カメラ座標(プレイヤー座標)

メイクコード(MakeCode)にしかない座標表記。プレイヤーの足元を起点として、プレイヤーが向いている方向への相対距離を表す。ローカル座標と異なり、プレイヤーが下方向を見ていても、地面を示すことはない。

  • right ::プレイヤーの右側はプラス、左側はマイナス
  • above:プレイヤーの真上はプラス、真下はマイナス
  • in front:プレイヤーの向いている方向はプラス、後ろはマイナス

 

:相対座標

プレイヤーの足元を起点として、各方角への相対距離を表す。

  • x:東西方向、東はプラス、西はマイナス
  • y:上下方向、上はプラス、下はマイナス
  • z:南北方向、南はプラス、北はマイナス

 

:ローカル座標

プレイヤーの見ている方向への相対距離を表す。カメラ座標に似ているが、下方向を見ている場合は、地面の場所を示す。地面に対して水平方向を見ていれば、カメラ座標と同じ場所を示す(ただし、左右はカメラ座標とプラスとマイナスが逆)。

  • x:プレイヤーが見ている方向から左右、左はプラス、右はマイナス
  • y:プレイヤーが見ている方向から上下、上はプラス、下はマイナス
  • z:プレイヤーが見ている方向から前後、前はプラス、後はマイナス

メイクコード(MakeCode)のソース:Python

# アイテム(鉄のシャベル)を使ったときのイベントを定義

def on_item_interacted_iron_shovel():

    # 9×9の鉄ブロックをプレイヤーと同じ高さに配置

    blocks.fill(IRON_BLOCK,

        pos(1, 0, 1),

        pos(9, 0, 9),

        FillOperation.REPLACE)

    # 7×7の鉄ブロックをプレイヤーの1ブロック上の高さに配置

    blocks.fill(IRON_BLOCK,

        pos(2, 1, 2),

        pos(8, 1, 8),

        FillOperation.REPLACE)

    # 5×5の鉄ブロックをプレイヤーの2ブロック上の高さに配置

    blocks.fill(IRON_BLOCK,

        pos(3, 2, 3),

        pos(7, 2, 7),

        FillOperation.REPLACE)

    #  3×3の鉄ブロックをプレイヤーの3ブロック上の高さに配置

    blocks.fill(IRON_BLOCK,

        pos(4, 3, 4),

        pos(6, 3, 6),

        FillOperation.REPLACE)

    # ビーコンブロックをピラミッドの中心に配置

    blocks.place(BEACON, pos(5, 4, 5))

 

# 鉄のシャベルを使ったときに、上記の関数が実行されるように設定

player.on_item_interacted(IRON_SHOVEL, on_item_interacted_iron_shovel)

教育版マインクラフト(Minecraft: Education Edition)とは?

教育版マインクラフトは、教育のために特別に設計されたMinecraftのバージョンです。学生たちにクリエイティブな問題解決やコラボレーション、コミュニケーションのスキルを身につけさせることを目的としています。さらに、MakeCodeやPythonなどのプログラミングも学べることが特徴です。教師向けのツールや教材、教育コンテンツが追加されており、学習環境に適した機能が提供されています。

また、2021年6月より個人利用も可能になりました。