Scratch(スクラッチ)で間違い探しゲームを作ろう!
KIDSPRO岡田哲郎著書「スクラッチ3.0でゲームを作ろう!」に掲載されている間違い探しゲームの作り方を解説します。
【中級:作り方説明+クイズ形式】Scratch(スクラッチ)で間違いゲームを作ろう!
Scratch(スクラッチ)で間違い探しゲームを作ります。ゲームを作る過程で、クローンブロック、コスチューム番号を利用した真偽ブロックについて説明します。
日時: 2023/09/09(土) & 2023/09/10(日) 17:30 ~ 18:30
場所: オンライン講座
対象: KIDSPROスクール生、KIDSPRO eラーニングをご利用の方
必要なもの: Scratchが使えるパソコン、またはタブレット
費用: 無料
説明動画で作るScratchプロジェクト
ゲームのやり方
1体だけ違う見た目のトリケラトプスがいるので、それをクリックしてね!
※Scratchプロジェクト「間違い探しゲーム」は、https://scratch.mit.edu/projects/890276879/よりアクセスできます。
間違い探しゲーム:恐竜のスクリプト
のスクリプト
コスチューム:
恐竜を出現させるスクリプト
- 旗をクリックしたら、プライト本体はステージから姿を隠し、コスチュームを、大きさを50%にして、x座標-200、y座標0に設定する。
- 変数「違う恐竜の順番」に、1~15までの乱数を代入する。
※値ブロック(1~15までの乱数)は、1, 2, 3, …, 14, 15のいずれかの数値を無作為に返すので、変数「違う恐竜の順番」の値は旗をクリックする度に変わり(変わらない場合もある)、どの値が代入されるか分からない。 - 変数「順番」に「1」を代入する。
- 処理5-6を3回繰り返す。
- もしも、変数「順番」と変数「違う恐竜の順番」の値が同じなら、恐竜のコスチュームの2~4番のコスチュームにして、変数「順番」と変数「違う恐竜の順番」の値が同じでなければ、恐竜のコスチュームをコスチューム名「dinosaur2-a」にする。その後、自分自身のクローンを作り、変数「順番」の値を1変えて、x座標を100変える処理を5回繰り返す。
※つまり、変数「順番」と変数「違う恐竜の順番」の値が同じなら恐竜のコスチュームはのいずれかとなり、そうでなければとなる。その後、自分自身のクローンをつくり、x座標を100ずつ変えるので恐竜のクローンが100ピクセル間隔で5体ステージに現れる。また、クローンを作る度に変数「順番」の値が1ずつ変わるので、その度に変数「違う恐竜の順番」の値と同じかチェックして、値が同じならばそのクローンだけコスチュームが「dinosaur2-a」以外となる。 - x座標を-200にして、y座標を-70だけ変える。
※処理5により恐竜のクローンを100ピクセル間隔で横方向に5体出現させた後に、恐竜の本体(隠れているが)x座標を-200にしてステージの左端に移動し、y座標を-70だけ変えて下方向に移動する。その後、処理5を繰り返し実行すると、70ピクセル下に5体の恐竜のクローンが出現する。
クローンされたときのスクリプト
- クローンされたとき、恐竜のクローンはステージに姿を表す。
※ステージから隠れている恐竜のクローンを作った場合、クローンも隠れた状態となる。そのため、クローンブロックを使う際には、スプライトの本体は「隠す」ブロックでステージから見えなくしておき、「クローンされたとき」ハットブロックの下に「表示する」ブロックを連結して、クローンだけステージに表示させることが多い。 - 4度左に回り0.2秒待ち、4度右に回り0.2秒待つ動きをずっと繰り返す。
当たり判定のスクリプト
- クリックした恐竜のコスチューム番号が1のとき「Wobble」の音を鳴らし、クリックした恐竜のコスチュームが番号1以外のとき「Tada」の音を鳴らす。
※つまり、クリックした恐竜のコスチュームがなら(15体中14体がこのコスチューム)「Wobble」の音を鳴らし、クリックした恐竜のコスチュームがのどれかなら「Tada」という成功音を鳴らす。
Scratch3.0(スクラッチ3.0)とは?
MITメディアラボにより開発されたビジュアルプログラミング言語。子供たちが物語やゲーム、 アニメーションなどのインタラクティブな作品をプログラミングできる。また、自分の作った作品を世界中の人々と共有できるコミュニティーサイトでもある。世界中で1億人を超えるユーザがいる。
こちらのホームページにアクセスすれば無料で利用できる。